耐火・防火試験
火災に対する建物の安全性を調べます
建物の構造における防耐火性能、建築材料の不燃性能などについて国土交通大臣の認定を取得するための試験や防耐火性能に優れた材料の開発のための試験などを実施しています。
耐火・防火試験内容
防耐火構造試験
建築構造部材、開口部、区画貫通部等を対象に、火災に曝される可能性のある面に、ISO標準加熱温度に従った一定時間の加熱を与え、部材の非損傷性、遮熱性、遮炎性を確認します。耐力部材は載荷しながら加熱します。
対象部位 | 柱、はり、床、屋根、壁、防火設備、区画貫通部 等 |
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使用炉 | 柱炉、壁炉、水平炉(床・はり炉) |
区 分 | 耐火構造、準耐火構造、防火構造、特定防火設備、防火設備 等 |
屋根の飛び火試験
一定風速の下、火の粉を想定した火源に対する屋根葺き材の延焼防止性能を確認します。
区 分 | 法62条地域、法22条地域 |
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発熱性試験
一定の輻射熱を受けている材料の発熱速度、発熱量などを確認します。
区 分 | 不燃材料、準不燃材料、難燃材料等 |
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ガス有害性試験
建築材料から発生する燃焼ガスの有害性を確認します。
区 分 | 不燃材料、準不燃材料、難燃材料等 |
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不燃性試験
一定温度の炉内に試験体を入れた時の発熱特性を確認します。
区 分 | 不燃材料等 |
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模型箱試験
建築材料で作った室内模型の内部で火源を燃やした時の発熱量、発熱速度を確認します。
区 分 | 準不燃材料、難燃材料等 |
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その他防火材料試験
燃焼熱試験、防炎性試験、着火性試験、ファニチャーカロリーメータによる発熱速度測定などを行っています。
防耐火構造・防火材料試験設備
防耐火構造・防火材料の評価(国土交通大臣認定)
防耐火構造・防火材料評価もご参照下さい。
詳しくはこちら【性能評価】